TV小説 一途なタンポポちゃん KBS全134話(1話45分)
【BS141 日テレ 全108話1話55分 2015/7開始】

1話【魔法のジャージャー麺】
1962年の春川。
児童養護施設で暮らすドゥルレは、仲間から大将といわれるお転婆少女。
いつもお腹をすかしていて、中華閣の店主パクが麺を打つ姿に憧れていた。
そんなある日、出前を手伝ったドゥルレは、ハンミ製粉社長の娘セヨンと出会う。
一方、高利貸しのガンウクは旧家・伴松斎(バンソンジェ)を手に入れるために故郷を目指していた。

2話【そば畑の思い出】
飼料工場を経営するデソンはハンミ製粉の乗っ取りを計画。
その息子で少年団に所属する優等生テオは、道端で出会ったドゥルレの靴が破れているのを見て新品の靴をプレゼントする。
一方、デソンの妻ジョンイムは愛のない結婚生活を送りながら、
大好きだったガンウクと親友ジュヒとの交際を知った若き日の涙を思い出していた。

3話【ドゥルレは命の恩人】
施設のチャン院長は欲深く、心優しいソンジェ社長が子どもたちに贈った善意の小麦粉を売り飛ばして私腹を肥やしていた。
そんなある日、父のソンジェと施設を訪れたセヨンは、男の子たちに追いかけられて川に転落したところをドゥルレに助けられる。
助けてくれたお礼は何がいいかと聞かれ、ドゥルレがリクエストしたものは…。

4話【一緒に暮らそう】
セヨンの親友になったドゥルレに「養女になって一緒に暮らそう」と言うソンジェ。
だがドゥルレは「本物の両親が自分を探しに来たときに困るから」と泣きながら誘いを断る。
一方、ガンウクは、かつての恋人ジュヒが子どもを産んですぐに亡くなったことを知って驚愕する。
そしてデソンは欲と野望のため、恩のあるソンジェを陥れる。

5話【おそろいのネックレス】
ソンジェの養女になったドゥルレは、
自分だけがいい暮らしをしているのが嫌で、家から大量の食料品を持ち出して施設にいる仲間たちとパーティを開く。
一方、ガンウクは性別も名前もわからない自分の子どもを捜し始める。
やがて誕生祝いに海に遊びに行ったソンジェは、セヨンとドゥルレにタンポポの種が入ったネックレスを贈る。

6話【食べたら元気が出る麺】
女好きのデソンが若い家政婦にまで手を出したことを知ったジョンイムは、ついに離婚を決意。
父と家政婦の修羅場を目撃したテオはショックのあまり勉強が手につかなくなる。
会社が危機に直面し元気のないソンジェを励まそうと、心をこめて初めての麺を打つドゥルレ。
そしてジョンイムはガンウクと10年ぶりに話をするが…。

7話【パパと呼んだ日】
施設の院長に金を渡してわが子を捜すガンウクは、一方でソンジェを冷酷に追いつめ、ハンミ製粉を奪おうとする。
そんな父親の工場に手作り弁当を届けに来たセヨンとドゥルレ。
そこに大きな棚が倒れてきて、セヨンをかばったソンジェは頭に大怪我を負う。
病院のベッドで瀕死のソンジェにドゥルレは初めて「パパ」と呼びかける…。

8話【ふたたび施設に】
「これから2人でやり直しましょう」とガンウクに告白したものの、
拒絶されて傷ついたジョンイムは「亡くなったジュヒが産んだのは男の子」と嘘を教えてしまう。
一方、ソンジェの突然の死と借金により一文なしになったセヨンと幼い弟ドヨン、
ドゥルレは麺職人のパクに引き取られるが、パクも貧しいために施設に戻るしかないのだった。

9話【セヨンの涙】
お嬢さま育ちのセヨンは施設での粗雑な暮らしに耐えられない。
そんなある日、畑でひとり泣きじゃくるセヨンを見かけたジョンイムは、
故ソンジェへの罪悪感と夫デソンへの復讐心から、セヨンを養女に迎えることにする。
幼い弟と親友ドゥルレのことを気遣って、「自分だけが養女に行くことはできない」というセヨンだったが…。

10話【戦争孤児サム】
ドヨンの子守のため学校に行かれないドゥルレ。
一方、ガンウクはゴルフ場で働く戦争孤児のサムに目をとめる。
ある夜、危険な取引に出かけて警察に足を撃たれたサムは施設に逃げ込み、勇敢なドゥルレに傷の手当と食事の世話をしてもらう。
ドヨンが海外に養子に出されることを恐れるドゥルレは、ドヨンを連れて施設から逃げ出す。

11話【いなくなったドヨン】
ドヨンを連れて食べるものもなく放浪していたドゥルレは、詐欺師に暗算能力を認められ、市場の片隅でいんちき商売の手伝いをする。
ところがその間にドヨンが行方不明になってしまう。
探し回ってついに行き倒れるドゥルレ。
パクはそんなドゥルレを引き取り、娘のチュノクとともに食堂を経営するグムシルの家に下宿を始める。

12話【響きあう心】
下宿先の意地悪姉弟スジャとスチョルに泥棒の濡れ衣を着せられたドゥルレは、自分から施設に戻ろうと決意。
ジープで通りかかったガンウクに再会し、短いが幸せなときを過ごす。
一方、ガンウクに忠誠を誓うサムは質屋で働き始め、セヨンはデソンの心を掴み、テオとも打ちとけあう。
それぞれに新たな人間関係が結ばれていく。

13話【目に見えない傷】
つねに互いの動向を探りあい牽制しあうガンウクとデソン。
ドゥルレは一見元気そうだが、暗算をするとドヨンとはぐれたときのショックと悲しみが蘇り、倒れる癖がついてしまう。
一方、夢遊病になったセヨンは夜中に家の周囲を歩きまわるように…。
そしてサムは自分の悲惨な生い立ちを告白し、ガンウクを父のように慕い始める。

14話【あのときと同じ味】
夜中にドヨンを捜しに行ったドゥルレは男に襲われ、危ないところを通りかかったガンウクに助けられる。
お礼にククスを作ってあげるドゥルレ。
ガンウクは「昔好きだった人が作ってくれたククスと同じ味がする」と感激する。
一方、酒に酔ったデソンは、ガンウクの質屋に乗り込んで「これ以上、妻に近づいたら殺すぞ!」と暴れる。

15話【その子の名はミン・ドゥルレ】
ジョンイムと病院に行ったセヨンは「家族の関心と愛情で治る夢遊病」と診断される。
一方、物置に入ったデソンは「ジュヒが女の子を出産した」と書いてある手紙を見つけて驚愕する。
さらに子どもの名前がミン・ドゥルレということもつきとめる。
その頃、ドゥルレは名前を知らない少年団のお兄ちゃんに再会できたと思ったが…。

16話【生きていれば必ず会える】
偶然ガンウクと出会ったドゥルレはジープに乗せてもらい、金曜日に特別なククスを作ってあげることを約束する。
学校の遠足に行ったセヨンは、意地悪な同窓生に騙されて足を捻挫するが、テオに助けられる。
そしてドゥルレは大家の都合で突然引っ越すことに…。
10年後の1972年。
ソウルの食堂で元気に働くドゥルレの姿があった。

17話【シルビ食堂の看板娘】
映画の街、忠武路に食堂をかまえたグムシルを手伝うドゥルレ。
忙しい毎日だが、生き別れたセヨンとドヨンのことを忘れたことはなかった。
テオは大学に通いながら夜学の講師をつとめ、美しく成長したセヨンは塾に通う学生に。
その父であるデソンは製粉業界に君臨。そしてガンウクは大企業をも動かす高利貸しになっていた。

18話【表の顔と裏の顔】
高級料亭に行ったガンウクは、妖艶なチャン女将が施設の院長であることを知り驚く。
さらに彼女の口から、故ソンジェの娘セヨンがデソンの養女になったことを聞かされて衝撃を受ける。
一方、ドゥルレは映画の制作会社で働く若者トルトリに行方不明の弟ドヨンの面影を見る。
セヨンは魔が差してデパートで万引きをしてしまい…。

19話【テオの失恋】
食堂で映画制作会社の打ち上げがあったが、溜まっているツケを心配するドゥルレたち。
一方、会社で父デソンと秘書のスンジョンが抱き合っている姿を目撃したテオは、ショックで家出してしまう。
スンジョンはテオの夜学の生徒でもあり、片想いの相手だった。
ドゥルレにククスをご馳走になったガンウクはお礼に赤い靴をプレゼントする。

20話【運命の再会は突然に】
質屋に帰ったガンウクが暴漢たちの襲撃にあい、危ないところをサムに助けられた。
その後、夜釣りに行ったふたりは親子のように語り合う。
一方、大学も講師もやめたテオは、ひょんなことからパクが経営する食品卸し店、ソウル商会で働き始める。
そんな中、ドゥルレは映画の制作部長が、自分の周囲の人々にも迷惑をかけていたことを知り…。

21話【シルビ食堂の危機】
ドゥルレが連れてきた詐欺師のせいで、ツケが溜まっていたシルビ食堂は大損害をこうむる。
にもかかわらず、グムシルが自分を責めも怒りもしないことが寂しくて、さらに落ち込むドゥルレ。
一方、ガンウクは国の政策による特別救命債権の発行で大打撃を受ける。
デソンは借金を踏み倒す結果となり、両者の対立はさらに深まる。

22話【食べ物商いの心得】
騙されたショックで寝込んでいたグムシルが復活した。
グムシルの「食べ物の商いをする者は、
自分がどんな状況のときも誠意をもって同じ味の料理をお客さんに出すべき」という言葉に感動するドゥルレ。
一方、
ガンウクの子どもが見つかって自分が捨てられることを恐れるサムは、悪事の証拠の書類を持参してデソンを脅迫する。

23話【空と地と星に誓って】
食堂を出て行こうと決意したドゥルレだが、ほかにできる仕事も行くあてもない。
そんなある日、ガンウクから「君を見ているとかつて愛した人を思い出す。
いつか一緒に故郷の思い出の場所に行こう」と励まされる。
その後、ドゥルレが自分の娘だという衝撃の事実を知ったガンウクは、急いで食堂に駆けつけるが、そこにいたのは…。

24話【すれちがう父と娘】
ドゥルレが家出したのは自分のせいだと泣いて後悔するグムシル。
その頃、ドゥルレは住み込みで働くことが決まった中華料理屋の厨房でコックに襲われ慌てて逃げ出し、
警察の留置所で一夜を明かそうとしていた。
一方、必死でドゥルレを捜しまわるガンウクは、ソンジェのお墓に行き自分がソンジェ親子にした仕打ちを詫びる。

25話【おいしすぎるククス】
焼肉店の厨房で働き始めたドゥルレは得意のククスを作る。
美味しいククスは大評判を呼ぶが、高価な煮干で出汁をとっていたことがばれて店主夫婦に怒られてしまう。
その頃、ガンウクは真実を知りながら隠していたデソンのもとに怒鳴りこんでいた。
ドゥルレがいない食堂はてんてこ舞いで、みんなはドゥルレのありがたみを思い知る。

26話【料理人のプライド】
デソンが雇った男たちに拉致されて重傷を負いながら、娘に会いたいという精神力だけで生き延び逃げるガンウク。
その頃、ドゥルレは食材も料理人の質も最悪の焼肉店でひとり奮闘するが、余計なことをするなと疎まれていた。
そんなドゥルレを捜しまわるガンウクは、ついに市場でドゥルレを見つけるが、そこにも追っ手が迫り…。

27話【父の涙】
トラックにはねられたドゥルレ。居合わせたテオは病院に担ぎ込み、栄養失調でひどい貧血だったドゥルレに輸血をする。
意識が戻らないドゥルレの看病をしながら、ドゥルレと出会ってから今日までのことを思いおこすテオ。
そこにチュノクから電話を受けたガンウクが駆け込んできて涙ながらに呼びかけるが…。

28話【雨の夜の悲劇】
病院で目を覚ましたドゥルレは、心配していたグムシルに抱きしめられる。
一方、ジェヒの形見の時計を取りに質屋に戻ったガンウクは、追いすがるサムともみ合ううちに、橋の上から落下。
ドゥルレと親子の名乗りをするまでは絶対に死なないと誓うのだが…。
その後、ドゥルレは入隊が決まったテオに、心を込めてククスを作る。

29話【テオの帰還】
1975年のソウル。
兵役から元気に戻ったテオは、ふたたびソウル商会で働き始める。
サムはチャ・ヨンスと名前を変え、ガンウクの跡を継いで高利貸しを営んでいた。
何も知らないドゥルレは、実の父の死に深く関わっているとは思いもせず、
ヨンスのことを自分が交通事故に遭ったときに輸血までしてくれた恩人だと信じ慕っていた。

30話【ボンサンとの再会】
現金をひったくられたドゥルレは、犯人を追う途中で巨体の男を巻き込んでしまう。
男はドゥルレと施設でともに育ったボンサンだった。抱き合って再会を喜びあう2人。
一方、テオはドゥルレが弟と生き別れたトラウマに苦しんでいることを知り、力になりたいと思う。
その頃、ジョンイムは夫デソンとチャン女将の仲を疑っていた。

31話【病院での一夜】
ドゥルレがヨンスから洋服と靴をプレゼントされた。
そんなある夜、ソウル商会に泥棒が入り、鉢合わせしたテオが頭に傷を負う。
テオを病院に担ぎこんだのはドゥルレ。
いつも憎まれ口を叩きあってばかりの2人は、初めて穏やかな時間を過ごす。
一方、冷え込んだ夫婦仲に悩むジョンイムは、得意のパン作りを仕事にすることを思いつく。

32話【セヨンの願い】
除隊しても家族のもとに顔を見せないテオ。
妹のセヨンはついにテオに会いに来る。
抱き合って再会を喜ぶ2人の姿を見て、戸惑いが隠せないドゥルレ。
一方、ドゥルレの新品のコートを勝手に着て出かけたスジャは大きな染みを作って帰宅し、ドゥルレと大喧嘩に。
ボンサンは腕っ節の強さとおおらかな人柄を気に入られてヨンスの部下になる。

33話【近づいていく2人】
食堂でククスを作ったドゥルレはテオに試食させる。
手打ち麺と機械で打った麺の違いを的確に指摘するテオ。
それが本から得た知識だと知ったドゥルレは、生まれて初めて本屋に行き、大感激。
そこで弟のドヨンが好きだったマンガ「拳の大将」を手に入れる。
そんなドゥルレに、テオは一緒に勉強してみないかと提案する。

34話【誤解と嘘】
テオが親しげにしている美人のセヨンが妹だと知って安心するドゥルレ。
一方、テオは、ドゥルレがヨンスのことを「交通事故に遭ったとき命を助けてくれた恩人」と思いこんでいることに気づくが
「病院に運んだのも輸血したのも自分だ」とは言い出せずに黙っている。
一方、セヨンはテオの従兄妹だと嘘をついてソウル商会に就職する。

35話【閉店後の家庭教師】
お互いの孤独と寂しさを理解しあい急接近するデソンとチャン女将。
ドゥルレは閉店後の食堂でテオから九九を習い始めるが、暗算をすると弟ドヨンとはぐれたときのトラウマが蘇りめまいを起こす。
健気なドゥルレを愛しいと思い始めるテオ。
一方、セヨンは両親に内緒で大学を休学し、ジョンウンという偽名でソウル商会で働き出す。

36話【養父との思い出】
ドゥルレとテオは互いを異性として意識し始める。
一方、食堂には、スチョルに会ってもらえないチョンジャが押しかけてきて騒動に。
ジョンイムは趣味を生かしてテヨン製菓店というベーカリーを始めるが、開店祝いにやってきたのは…。
店で余ったパンを児童養護施設に届けるドゥルレは、養父に引き取られ幸せだった頃を思い出す。

37話【親友は恋敵】
テオが家庭教師をしている食堂の娘が少女時代の親友ドゥルレだと気づいたセヨンは、驚いてその場から逃げ出す。
その後、テオとドゥルレが一緒にいるところを目撃したセヨンは嫉妬でイライラが募り、他人の財布に手を出してしまう。
一方、スチョルは「チョンジャは自分のファンのひとりで特別な関係ではない」と言い張るのだが…。

38話【過去からの訪問者】
セヨンから勉強を教えているドゥルレについて聞かれたテオは、予測不能で面白い子だと笑顔で答える。
一方、亡くなった実父の運転手だったボンジェと質屋で思わぬ再会をしたセヨンは、
幸せに暮らしている自分にかまわないで知らないふりをして欲しいと懇願。
ボンジェは親友のドゥルレにも会いたがらないセヨンを悲しく感じるが…。

39話【運命のいたずら】
いつ家族に紹介してくれるのかとしつこく聞くチョンジャにうんざりするスチョル。
ボンジェはセヨンが宿敵デソンの養女になっていた事実を知って運命を恨み、セヨンとドゥルレをなんとか会わせようとする。
雨の中、追いすがるボンジェをお金目当てと誤解するセヨンは「私の目の前から消えて!」と言い捨て車で去ろうとするが…。

40話【誕生日の夜】
ドゥルレはテオとともに入院したセヨンのお見舞いに行くが無視される。
車の前面が壊れていることに気づいたジョンイムは、セヨンの身に何があったのか不安になる。
テオの誕生日がきて、今度こそ家に帰って来てくれる、とパーティの用意をして待つセヨンたち。
その頃ラジオではドゥルレが弟捜しのために書いたハガキが読まれて…。

41話【記憶の中の少女】
食堂で抱き合うテオとドゥルレを見て泣きながら夜道を帰るヨンス。
その後ヨンスは、足を怪我した少年時代、幼いドゥルレに助けてもらった過去を告白。
驚くドゥルレに「これは運命なんだ。
お前を誰にも渡しはしない!」と心の中で誓う。
一方、テオは自分の記憶の中にいる“お転婆な小麦粉少女”がドゥルレだったとついに気づく。

42話【始まった恋】
スチョルは寝ている間に練炭ガスを吸ってしまい、死にかけていたところをドゥルレに救われ、病院で目を覚ます。
ソウル商会に来たヨンスはテオに「デソン製粉の後継者がなぜこんな店で働いている。
ドゥルレから離れろ!」と宣戦布告。
テオはドゥルレにヨンスとはどんな関係なのかたずね、兄同然の人だと答えを聞くと…。

43話【ひき逃げ事故の波紋】
ドゥルレからボンジェがひき逃げ事故に遭ったことを聞いたパクは、警察に被害者の身内だと申し出る。
命を助けてくれたドゥルレに感謝するスチョルは、これまでと態度をがらりと変えて優しく接するように。
一方、
ひき逃げ犯は死刑だと知って自分の罪におののくセヨンは「どんなことが起きても私のそばにいてくれる?」とテオに聞く。

44話【ドゥルレとの決別】
テオを奪われたくないセヨンはついに喫茶店にドゥルレを呼び出し、
再会を懐かしがるドゥルレに「あなたのせいで父も弟もなくしたのによく平気で生きているわね。
これからは知らない者同士になって」と酷い言葉を浴びせかける。
一方、セヨンがソンジェの娘だと知ったデソンは、養女にした真意をジョンイムに激しく問いただす。

45話【好きになってはいけない人】
溢れる恋心を必死で押さえ込み、テオを突き放そうとするドゥルレ。
一方、
テオとセヨンがソウル商会で働いていることを知ったデソンは、取引先に圧力をかけ、パクが商売できないようにする。
スチョルはドゥルレと一緒に喫茶店でチョンジャに会い、自分のことを諦めさせようとする。
その頃、ヨンスはセヨンに関するある事実を知り…。

46話【僕にとって一番輝く星】
ガンウクが捜していた子どもはドゥルレだった、という衝撃の事実に耐えられず酒びたりになるヨンス。
一方、
テオは父親に、ソウル商会の納品凍結をすぐにといてくれれば家に戻ると言い、パクにも自分はデソンの息子だと明かす。
このまま別れたら二度と会えないかもしれないとテオを追いかけたドゥルレは、夜の公園で2人見つめあう。

47話【恋する2人】
スチョルがDJとして働く音楽喫茶にデートに行ったテオとドゥルレは、いつか海に行こうと約束する。
別れ際にドゥルレのおでこにキスをするテオ。
セヨンは激しい嫉妬にさいなまれ、親世代からの因縁を知るパクもそんな2人の交際に反対する。
一方、自暴自棄になっているヨンスはデソンが持ちかけた危ない仕事を引き受けてしまう。

48話【悪縁】
荒れた生活を送るヨンスに「何があったの?ひとりで苦しまずに教えて」というドゥルレ。
「君とドゥルレは釣りあわない」とテオを諭すパクは、
その後、ジョンウンと呼んでいた娘が実はセヨンで、父を潰した敵デソンに育てられていたことを知り、悪縁を呪う。
ドゥルレは公園でテオに会い、境遇の違いを理由に別れを切り出すが…。

49話【テオの約束】
デソン製粉の新社屋建設予定地で、デソンに雇われたヨンスらが反対住民を撤去した事件で怪我人が出た。
マスコミが大騒ぎし、ヨンスは身を隠す。
そんななか「君を守れるようになって戻ってくる」と約束してドゥルレのもとを去って行くテオに、
最後までそれを受け入れないドゥルレ。
屋敷では両親とセヨンがテオを大歓迎する。

50話【ドゥルレの本心】
テオとドゥルレが別れたことを知り、チャンスをくれと迫るスチョル。
ドゥルレはそれに今もテオが好きでつらいと答える。
一方ヨンスに反目する卑劣な部下のヨンマンは、撤去事件の主犯としてヨンスの情報を警察にタレこむ。
そんなある夜、いきなり食堂に現れたテオは、後ろからドゥルレを抱きしめて本心を聞かせてと言う。

51話【禁断の恋】
失恋の痛手に耐えるドゥルレ。
デソンは自分の誕生日も家に寄り付かず、家庭内は冷え切ったまま。
そんな中、
セヨンが義兄のテオに想いを寄せていることを聞かされ驚いたジョンイムは、誰にもそのことを知られてはダメだと諭す。
やがてヨンスはドゥルレの目の前で刑事に逮捕される。ヨンスを悪く言うテオにドゥルレは…。

52話【ドゥルレの結婚】
ドゥルレは姉同然のチュノクにスチョルとの結婚を決めた理由を話す。
出所が近づいたヨンスは、面会に来たボンサンから、ドゥルレが結婚すると聞いてショックを受ける。
酔っぱらったスジャは、ドゥルレとスチョルの結婚を認めないとくだをまくが…。
一方、テオは金持ちの令嬢ジョンウォンとの見合い話が進められようとしていた。

53話【交差する想い】
兄のようなスチョルと結婚すればやっと自分にも、本当の家族が出来ると思うドゥルレ。
そんなある夜、
質屋に行ったドゥルレは、ヨンマンに首を絞められているセヨンと鉢合わせし、気を失ったセヨンを病院に運ぶ。
結婚式前日はヨンスが出所する日、厄払いのための豆腐を手作りするドゥルレ。
そしてテオもドゥルレの結婚を知るが…。

54話【結婚式の日】
セヨンから電話で呼び出されたドゥルレは、明日スチョルと結婚すると告げてセヨンを驚かせる。
その夜、親代わりのパクに、これまで育ててもらったお礼を言うドゥルレ。
そして結婚式の当日、以前スチョルにつきまとっていたチョンジャからドゥルレのもとに電話がくる。
ドゥルレが急いで旅館に駆けつけると…。

55話【置き去りにされた赤ん坊】
旅館でチョンジャのお産を手伝っていたため、
結婚式に現れなかったドゥルレに、それでもスチョルはドゥルレを絶対に諦めないと言う。
そんななか、絶望したチョンジャが赤ん坊を置き去りにして姿を消した。
仕方なく赤ん坊を食堂に連れて帰ったドゥルレは、チョンジャのあとを追って春川へ。
そこに思いがけなくテオが現れる。

56話【春川のククス食堂】
春川に行ったまま戻ってこないドゥルレを心配するヨンスたち。
その頃ドゥルレは、
チョンジャが一緒にソウルに帰る気になるまで、空き家になっている食堂でククスの店を開くことを思いつく。
一方、
ドゥルレを追ってきたドンスは、春川に住む自分の母親をドゥルレに紹介する。
病気の夫を養うためお金が必要なドンスの母親は食堂を手伝い始めるが…

57話【ドンスの秘密】
ドゥルレの鞄から通帳と印鑑を盗んだドンスの母親は、長い間、弟を育ててやったのだから金をもらう権利があると開き直る。
それを聞いたドンスは、
自分こそがドゥルレが捜し続けているドヨンだと気づくが、ドゥルレが心を痛めることを考えると名乗り出ることができない。
一方、
テオは会社の資金ぐりのため結婚を強要する父と衝突する。

58話【明かされた真実】
シスターの忘れ物を届けにテオと一緒にマリア園を訪ねたドゥルレは、そこで自分の両親が誰だったのか、
自分がどのように生まれてきたのかを初めて知る。
涙が止まらないドゥルレをしっかりと支えるテオ。
その頃、
セヨンからテオの交際相手の名前を聞いたデソンもまたショックを受け、ジョンイムにことの真相を問いただしていた。

59話【とめられない愛】
妹のセヨンが自分のことを異性として見ているとは思ってもいないテオは、ドゥルレを悪く言うセヨンに驚き失望する。
ドゥルレが宿敵だったミンの娘と知って、改めてテオとの交際を反対するデソン。
そんななかジュノに向かって、兄を愛していると告白するセヨン。
チョンジャを説得してソウルに戻ったドゥルレはデソンに電話で呼び出される。

60話【初雪のプロポーズ】
ヨンマンに旅館に連れ込まれたセヨンは、危ないところをジュノに助けられる。
ヨンスはヨンマンから、セヨンがひき逃げ事件の犯人で、ドゥルレがその目撃者であることを聞き出しヨンマンを追放する。
思いつめるセヨンに、兄へのその想いは愛ではなく執着だと諭すジョンイム。
そんなときソウルに初雪が降り、テオとドゥルレは公園で会う。

61話【妹からの告白】
ドゥルレからのプロポーズの返事を幸せな気持ちで待つテオ。
そんなとき、セヨンが自分の想いをテオにぶつける。
驚いたテオは、これから妹にどう接したらいいのか、母とジュノに相談する。
一方、テオが頭取令嬢との見合い話を断ったため会社が資金難に陥ったデソンは、
チャン女将に援助を求めるが、代わりに離婚届けをもってこいと言われ…。

62話【ルーツを訪ねる旅】
ジョンイムは離婚届けをデソンに渡すが、子どもたちが結婚するまで離婚はしない、と拒絶するデソン。
ドゥルレとテオはドゥルレの両親が愛を育んだ由緒ある邸宅・伴松斎を訪ね、
どんな運命にも負けない愛をあらためて誓いあう。
一方、
そんなふたりをどうしても別れさせたいデソンは、汚い手を使ってドゥルレの周囲の人々を攻撃し始める。

63話【愛がひとを強くする】
私にも両親がいた、ということが自信になり、デソンからどんな侮辱を受けても屈しないドゥルレ。
デソンは納品に圧力をかけソウル商会を潰そうとするが、
テオもまた、父の許しがなくてもドゥルレと結婚するという決意を変えない。
チャン女将にまで愛想をつかされ荒れるデソン。
一方、食堂ではチョンジャが少しずつ周囲に認められていた。

64話【噂のチョル麺】
テオが新製品として開発したゴムのような麺をドゥルレが美味しく調理したチョル麺は、
甘酸っぱくてコシがあると評判を呼び、新聞にも取り上げられ店には大勢の客が押しかける。
一方、ヨンスとセヨンは、愛する人を取り戻すという同じ目的のため、手を組んで互いを利用し始める。
そんななかヨンスはドゥルレに切ない想いを告白するが…

65話【ドゥルレVSセヨン】
デソンの妨害でソウル商会が危機を迎えているとき、
セヨンと対峙したドゥルレはテオと結婚するつもりだと告げるが、
デソンが養父の会社を潰した張本人だと聞かされてショックを受ける。
一方、伴松斎について調べた始めたテオは、土地の所有者を巡る驚きの事実を知る。
チョンジャは赤ん坊を連れて春川に帰ると言ってスチョルを試すが…。

66話【一緒なら耐えられる】
ドゥルレが母のベーカリーでデソンに怒鳴りつけられたことを知ったテオはドゥルレのもとに駆けつけ、抱きしめる。
やがて喧嘩に巻き込まれたパクが警察に連行されるが、それもデソンの仕業だった。
テオは父親と掛け合ってパクを留置所から救い出す。
一方、育ての親デソンへの復讐に目覚めたセヨンは、デソン製粉への入社を企むが…。

67話【突然の招待】
服役中のキム秘書に面会に行ったデソンは、
いっそテオとドゥルレを結婚させたらどうかと予想外のアドバイスを受け、
ドゥルレが伴松斎を相続する可能性を考えてその気になる。
ドゥルレはデソンから突然自宅に招待され、デソンの真意がわからない周囲の人々は混乱する。
一方、スチョルは息子に勝利を意味するピルスンという名前をつける。

68話【両親の写真】
デソンの屋敷から帰る途中、テオは母から預かった写真を喫茶店でドゥルレに渡す。
初めて見る母の顔と若き日の父の姿に涙が止まらないドゥルレ。
2人が交際を許されたと知った食堂の人々も安心し、みんなの心は幸せに包まれる。
ドゥルレは翌日、父の墓前にテオを連れて行き結婚相手として紹介する。
その帰りにマリア園を訪ねたふたりは…。

69話【新たな旅立ち】
チョンジャとピルスンを母グムシルに託し、ひとり中東に旅立っていくスチョル。
その後、シルビ食堂はファングムオクと名前を変えて新装開店することになり、ドゥルレたちもその準備で忙しくなる。
そんななか交際を深めていくスジャとボンサン。
一方、テオは伴松斎の現在の所有者である謎の人物ミン・ヨンジェを探すが見つからず…。

70話【入院したデソン】
食堂の新装開店を前に、テオと結婚しても仕事はやめないと張り切って働くドゥルレ。
デソンが突然倒れて入院したことを知ったテオは病院に駆けつける。
一方、チャン女将から、デソンがガンウクの子ども探しの邪魔をしていたことを聞いたヨンスは怒りに震える。
そしてジョンイムは家族の不幸はみな自分のせいだと己を責めるが…。

71話【指輪の約束】
デソンの見舞いに来た病院で鉢合わせしたドゥルレ、テオ、セヨン、ヨンス。
テオはヨンスが何を企んでいるのかわからず、不安を募らせる。
デソン製粉の入社試験に合格したセヨンは工場の研究チームで働くことになり、
食堂でテオから指輪をもらったドゥルレは幸せをかみしめる。
そんな中、ドゥルレたちの店の開店の日がやってくる。

72話【ファングムオク開店の日】
新しい食堂が開店してはりきるドゥルレ。
この日が初出勤のセヨンは、祝いの席にヨンスを呼び出し、テオとジュノの前でわざとキスをして2人の心を揺さぶる。
自分が知らないデソン製粉の成り立ちをパクから聞かされ、驚くテオ。
一方、ヨンスの前には、かつてガンウクのもとで裏の仕事をしていた男が突然現れ、衝撃の事実を告げる。

73話【デソン製粉を潰せ】
突然質店にやってきたドンスの母が質草のダイヤの指輪を盗んで逃げた。
一方、デソン製粉のチョル麺にコシを出すために工業用の苛性ソーダが使われているという密告が警察に寄せられ、
テオが事情を聞かれる。
すべてはデソンを潰そうとするヨンスとチャン女将の謀略だった。
テオを心配するドゥルレはなんとか力になろうとするが…。

74話【それぞれの決断】
ドゥルレとジョンイムが話す姿を目撃したセヨンは、母親に裏切られたと誤解して怒り狂う。
元気のないドゥルレを励ますために久しぶりに麺を打つパク。
有害物質混入事件がヨンスの仕業だと直感したテオは、ドゥルレのためにも受けて立つ、とヨンスに宣言する。
デソンとジョンイムは激しく口論し、母親の罪をかぶったドンスは…。

75話【ドヨンとの再会】
長年不仲だったデソンとジョンイムがついに離婚することになった。
ヨンスはドゥルレにテオとは別れるべきだと必死で訴え、伴松斎の現在の所有者が見つかったことも告げる。
ドゥルレとテオを引き裂くために、天敵だったチャン女将まで自分の味方につけようとするセヨン。
そんなとき、捜し求めたドヨンが見つかったと聞いたドゥルレは…。

76話【ヨンジェの正体】
雪の日に誰にも別れを告げないままひっそりと屋敷を出て行くジョンイム。
パクはドンスにこれまでのことを詫びながら、親友だった父親の話を聞かせる。
一方、ヨンスから、死んだ父親が伴松斎を託したミン・ヨンジェの正体を聞かされたドゥルレは、
ショックで呆然としているところをヨンスに抱きしめられ、その現場をテオに見られてしまう。

77話【ライバル店出現】
セヨンのお膳立てでチャン女将とよりを戻したデソンは、行方不明のジョンイムを捜そうともせず、
早くも再婚を決意する。
セヨンはドゥルレたちの店のすぐ近くにソウル会館というククス専門店を開店。
ドゥルレたちを潰そうとする。
そんな中、互いの辛さを思いやるテオとドゥルレは、2人の間に秘密はなしにしようと誓いあうのだが…。

78話【伴松斎のことは忘れて】
デソンの家に引っ越してきたチャン女将はさっそく家政婦と衝突。
パクは昔の恩人に借金の保証人になってくれと懇願されたことで思い悩む。
伴松斎のことで頭がいっぱいのテオに不安を感じるドゥルレ。
そしてヨンスが伴松斎の所有者であることを知ったデソンは、
伴松斎を手に入れるため法定相続人であるドゥルレをテオの嫁に迎えようとする。

79話【ソウル会館オープン】
ソウル会館のオープン当日、セヨンは豪華すぎる景品でたくさんの客を呼び込むことに成功する。
パクの誕生日を家族みんなが忘れていた中、ひとりプレゼントを渡すテオ。
ドゥルレはソウル会館のオーナーがセヨンだと知ってショックを受ける。
ジョンイムがマリア園で孤児の世話をしていることを知ったテオは、春川まで会いに行くが…。

80話【言えない秘密】
ジョンイムに会い、過去に何があったかを知ったテオは、ドゥルレへの罪悪感に苦しむようになる。
セヨンがテオに片想いしていることを見破りあざけ笑うチャン女将。
客足の途絶えたファングムオク食堂には、自信満々のセヨンがソウル会館の代表として挨拶に来る。
同じ日、テオとドゥルレの結婚話を進めるためにデソンも食堂に姿を見せる。

81話【テオの背中】
会社にテオを訪ねたドゥルレは、これから出張だと冷たく背を向けたテオの態度にいままでにない不安を感じる。
セヨンとドゥルレの軋轢を知り、幼い2人を施設に預けたことを悔やむパク。
食堂に現れたヨンスは、自分の生き方を変えられないとドゥルレに訴える。
そしてドゥルレはデソンに、伴松斎を取り戻そう、と持ちかけられるが…。

82話【愛とは決して謝らないこと】
自分が手伝うからヨンスを相手に訴訟を起こそう、というデソンに戸惑うドゥルレ。
父親が自分に遺してくれた伴松斎が周囲の人々の争いのもとになっていることに胸を痛める。
映画を見に行き、その中のセリフに自分たちの姿を重ねるテオとドゥルレ。
そんなある夜、出前に出たドゥルレは思いつめたヨンスに車で拉致されてしまう。

83話【ヨンスの暴走】
ドゥルレをむりやりホテルに連れ込んだヨンスは、抑えていた苦しい胸の内を爆発させる。
深夜になっても戻らないドゥルレを心配する食堂の人々。
足をくじいたドゥルレは病院に行き、駆けつけたテオはヨンスと殴りあいになる。
その中でテオは、デソンが伴松斎を巡る争いのすえ、ドゥルレの父に何をしたかを知ってしまう。

84話【私はあなたのそばにいる】
親同士の悪縁に苦悩するテオを、私はあなたのそばにいる、と励ますドゥルレ。
ある日、質店に出向いたドゥルレは、ヨンスに向かって決裂を宣言する。
その頃、食堂の厨房では、古い小麦粉を客に提供しているという告発があり、消費者保護センターの調査が入る。
それもセヨンの差し金だった。ドンスはそんな姉に会って話をするが…。

85話【勇敢に生きたい】
裁判所からヨンスに伴松斎を返せという訴状が届いた。
ついに父のことが信じられなくなるテオ。
その頃食堂は、パクが保証人になっていた恩人が借金を返せなくなったため、差し押さえを受けて大騒ぎに。
この件もセヨンが裏で糸を引いていた。
そしてデソンは厨房で培ったドゥルレの才能を見抜き、デソン製粉に入社させたいと言い出す。

86話【追い出されたセヨン】
「テオ兄さんは私と結ばれるの!」と叫ぶセヨンの声を聞き、兄と妹で何を言うのか、と激怒するデソン。
さらにセヨンがファングムオク食堂を潰すためにしてきた悪事をチャン女将がばらしてしまう。
買出しにも行けず給料も払えない食堂で責任を感じるドゥルレ。
家を出ても行くところのないセヨンはヨンスのもとにやってきて酔いつぶれ…。

87話【愛してる、でも…】
テオと会ったドゥルレは変わらぬ愛を誓うが、テオの目が悲しそうなことが気になる。
家出してホテル暮らしを続けるセヨンはやってきたデソンと激しい口論に。
その頃、食堂では、中東に出稼ぎに行っているスチョルが、家族の危機のためにお金を出してくれることになり、
一同ほっとする。しかしセヨンのテオへの激情は抑えきれなくなり…。

88話【冬の海】
ヨンスへの訴訟を保留にしたデソン。
ところがテオはドゥルレとの結婚を延期すると言い出して、デソンを困惑させる。
自分はもうデソンの娘ではないから、テオに近づいてもいいのだと言うセヨン。
テオは週末、ずっと前から約束していて果たせなかった海に行こうとドゥルレを誘う。
冬の海で幸せな時間を過ごす2人だったが…。

89話【別れのあと】
テオとドゥルレが冬の海から戻って数日後。
テオに突然別れを告げられてしまったドゥルレは、わざと明るくふるまってこれまで以上に仕事に没頭。
食堂の人々はそんなドゥルレが倒れてしまわないかと心配する。
一方、チャン女将と衝突したセヨンは、すべての援助を断ち切られるはめに。
そしてテオはドゥルレを傷つけた自分を責めていた。

90話【深まる愛】
テオが交通事故を起こしていたことをチャン女将に告げるデソン。
怪我は軽かったが、ドゥルレとヨンスがグルであると誤解したデソンはドゥルレに二度と現れるなと言う。
一度別れたことによって互いを求める気持ちが強くなり、皮肉にも愛が深まってしまったドゥルレとテオ。
パクとグムシルは、そんなふたりの様子に胸を痛めるが…。

91話【すべて奪い返す】
ファングムオク食堂が差し押さえになっても、自分に助けを求めてこないドゥルレに苛立ちを隠せないヨンス。
テオと会ったパクは、テオがドゥルレに別れを告げた理由を聞いて絶句する。
一生懸命、仕事に打ち込むテオとドゥルレ。
そんなある夜、セヨンが暮らすホテルに行ったデソンは、ガウン姿のセヨンとテオの抱擁場面を見てしまい…。

92話【スジャの決心】
売りに出されたファングムオク食堂はすぐに買い手がつき、来週引渡すことに。
卑怯な手口で食堂を潰した上、テオと別れたことを確認しにきたセヨンに、毅然とした態度をとるドゥルレ。
店がなければ屋台を引いて商売するという母グムシルを見ていられないスジャは、
店舗つきの家をくれたら結婚してあげる、と恋人のボンサンに言う。

93話【思いがけない提案】
全国のデパートにククスの店を出す夢をもつようになったテオは、事業の拡張のやり方を巡ってデソンと対立する。
ヨンスはファングムオク食堂を買い取ったおじいさんに食堂を売ってほしいと頼む。
おじいさんの提案は厳しいが店をあきらめたくないドゥルレ。
そんなとき、いなくなったはずのヨンマンが姿を現し、ドンスが怪我をする。

94話【タンポポ握り大当たり】
みんなの意見がまとまり、ファングムオク食堂はこのまま続けていくことに。
頑張って稼いで3年後に店を返してもらおうと張り切るドゥルレは、市場や役所におにぎりの出前をすることを思いつく。
一方、セヨンがハンミ製粉のチン社長の娘であるとついに知ったテオは大きな衝撃を受け、
父さんに罪悪感はないのか、とデソンに詰め寄るが…。

95話【最後のチャンス】
ドゥルレは久しぶりにテオに会うが、セヨンの出自を知りつつ黙っていたことを責められてしまう。
つらくてもテオに言うべきだったと後悔するドゥルレ。
そんなある夜、セヨンが睡眠薬の飲みすぎで病院に運ばれる。
デソンとチャン女将はそれがテオの気を引くための狂言だとすぐに見破るが、純粋なテオは哀れなセヨンに同情し…。

96話【勝利宣言】
ヨンスは信用金庫を立ち上げ、チャン女将は自分が資金源であることは隠すよう言う。
セヨンはドゥルレを喫茶店に呼び出し、ついにテオを手に入れたと勝利宣言する。
ヨンスは呆然とするドゥルレを公園に連れ出し、自分の運命の愛を受け入れてくれるよう懇願する。
一方、タンポポ握りの成功を妬んだセヨンは、対抗して高級弁当を売り出すが…。

97話【5人の孤児】
銀行を辞めて開業したばかりのソウル信用金庫に転職したチュノクは、ヨンスがオーナーだと知って驚く。
グムシルのもとには、店舗つきの家の権利書を持ったボンサンが、スジャとの結婚の許しをもらいにきて、
みんなに笑顔が広がる。
そんなある日、食堂に5人の孤児がやってきて無銭飲食をして逃げる。街で5人を見かけたドゥルレは…。

98話【守ってあげたい】
貧しい孤児たちに自分の境遇を重ね合わせたドゥルレは、子どもたちを店で雇いたいとパクやグムシルに頼む。
ドゥルレが出前のために子どもたちを雇ったことを知ったセヨンは、
唯一の肉親のドンスに自分のもとで働かないかともちかけ、ドンスは迷う。
一方ヨンスは、金の力でじわじわとデソンを追いつめていた。

99話【思い出の公園】
ヨンマンに呼び出されたテオは、セヨンがひき逃げをしていたことを聞いてショックを受ける。
一方ファングムオク食堂は出前の途中で孤児たちが消えてしまったため、大人たちがその始末に追われる。
孤児たちを買収したのはセヨンだった。
疲れ果てたドゥルレが思い出の公園に行くと、そこにいたのは…。

100話【悪魔のような男】
食堂に来たヨンマンがヨンスにつまみ出される姿を見て不安になるドゥルレ。
孤児のリーダーであるガンテの弟が病気になり、お金が必要だったと知ったドゥルレは、子どもたちを許す。
ガンテたちは市場に行き、ソウル会館に買収されて出前ができなかった事情を説明し謝ってまわる。
セヨンはヨンスにヨンマンが現れたことを訴えるのだが…。

101話【もうひとつのひき逃げ事件】
セヨンを連れて日本に勉強に行く決心をしたテオは、デソンに反対されるが、決心は変わらない。
ヨンマンが何者かにひき逃げされたことを知ったセヨンは、驚いてヨンスのもとに相談に行くが、冷たく突き放される。
マリア園を訪ねたテオは、ジョンイムにこれまで育ててもらった礼を言う。
そんなときソウル会館で食中毒事件が起きる。

102話【不吉な予感】
ヨンマンをひき逃げしたのはヨンスではないかと不安にかられるセヨン。
ヨンスを心配して食欲をなくしたボンサンを励ますスジャ。
テオはセヨンが立ち直れるように僕が支えると説得するが、セヨンは日本行きに応じない。
そんなテオの気持ちが痛いほどわかるドゥルレは、ひき逃げされる前にヨンマンが手下に託した手紙を受け取るが…。

103話【ヨンマンの手紙】
刑事にヨンマンの手紙のことを聞かれたドゥルレは、封も開けないまま捨てたと言いはる。
デソンは何者かが株価操作していることに気づき、チャン女将を疑う。
会社が危機に陥ったため日本行きが難しくなるテオ。
その頃ドゥルレは、
デソンとガンウクが手を組んでセヨンの父を破滅させたという過去の事実をパクから聞き、罪悪感にさいなまれる。

104話【破滅への序曲】
ファングムオク食堂の本当のオーナーはテオだったと知り驚くグムシル。
一方テオは、ヨンスを嫌うデソンがソウル信用金庫と取引していることに気づいて不安を抱く。
デソンはチャン女将に、ヨンスの背後にいる大物の正体を調べてくれと頼む。
刑事が過去のひき逃げ事件に勘づいたことにおびえるセヨン。
そしてヨンスに会ったドゥルレは…。

105話【悲しみのプロポーズ】
過去の自分がしたことに開き直ったヨンスは、デソンを潰してセヨンを告発してやるとドゥルレを脅す。
ドゥルレに異変が起こっているのに、理由もわからず何もできない自分に苛立つテオ。
ヨンマンが意識を取り戻す前に、セヨンを安全な場所に逃がそうと焦るジュノやドンス。
そんなときセヨンは自分のなかのある気持ちに気づく…。

106話【孤独な愛】
自分はひき逃げの犯人だと告白した上、露悪的な態度をとりジョンイムを悲しませるセヨン。
デソン製粉は倒産の危機に陥り、デソンはヨンスを激しく憎む。
別れを告げるドゥルレに、なおも執着するヨンス。
一方、テオは会社を守るために経営権をあきらめると言い出しデソンを怒らせる。
そしてソウル会館が潰れたセヨンは…。

107話【ふたりだけの場所】
スジャの妊娠がわかって大騒ぎになる食堂。
公園でテオと向き合ったドゥルレは、ハンミ製粉の倒産に自分の父親が加担していたことをテオに打ち明ける。
デソンとの別れを決め、家を出たところを警察に捕まるチャン女将。
意識を取り戻したヨンマンは病院を抜け出し、
テオとドゥルレは車に乗り、ふたりだけになれる場所を求めて走り出す…。

108話【タンポポがまいた種】
ヨンマンの魔手が迫っていることを知ったセヨンは、自首してもいい、なんとかしてヨンスを救いたいと願う。
海でつかの間の幸せな時間を過ごしたドゥルレとテオ。
翌朝、ひとりで宿を抜け出したドゥルレはヨンマンが雇った男たちに拉致されてしまう。
埠頭の倉庫に監禁されたドゥルレを助けに行くテオ。
そこにヨンスも駆けつけるが…。
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