輝いてスングム【TV小説 KBS 全127話】
【BS-141 日テレ 原題=黄金の土地】

1話【薬売りの娘】
1952年冬、薬売りのスボクは11歳の娘スングムを連れて京畿道セウンにやってくる。
旅籠に着いたスングムは屑拾いの少年ヨンスに荷物を盗まれるが、追いかけたウチャンを犯人だと
勘違いしてしまう。
誤解はすぐに解け、スングムは誘われて彼らが通うテントの学校に行く。スボクは昔の仲間ボンダルと
再会、妻ヨニを捜していると話す

2話【セウン堂の若奥様】
北朝鮮から父と2人で避難してきたウチャンは、旅籠で同宿となったスングムの境遇を慰める。
土地の名士セウン堂では、ヨニが当主チスの継母である大奥様から身投げの理由を問われていた。
川に身投げしたところをチスに助けられ、婚姻届が受理されたばかりのヨニは、
10年間離ればなれだった夫と娘が爆撃で死んだことを明かす。

3話【母の髪留め】
ヨニの再婚を心配するボンダルはセウン堂を訪ねるが、大奥様の差し金で家政婦ミジャから水をかけられてしまう。
一方、米軍相手のクラブで働くインオクはヨンスとその兄ジョンスにセウン堂の様子を尋ねていた。
学校に通い始めたスングムは大事な髪留めがなくなってしまい捜し回る。
それはスボクが昔、ヨニにあげたものだった。

4話【懐かしい声】
スングムの髪留めを持っていたのはヒャンジャだった。
セウン堂の親戚と嘘をついていたヒャンジャはジンギョンに、実は家政婦の妹だとバラさないように言う。
その頃、スボクは水をかけられたせいで風邪をひいたボンダルに代わって古物商としてセウン堂にやってくる。
聞き覚えのある声に走り出て扉を開けようとするヨニだが…。

5話【友情の始まり】
ウチャンはスングムの髪留めを見つけたジョンスを泥棒と誤解、殴り合いになるが間もなく親しくなる。
セウン堂にきたインオクは下男のヘンランに呼び止められ、人違いだと言う。
ヨニはボンダルを訪ねるが、ドックの母に追い返されてしまう。
ウチャンの父は北朝鮮に伝手のあるパクという男に、北から妻子を連れ帰りたいと話す。

6話【夢に見た我が子】
ある日、セウン堂を嫌うドックの母はジンギョンに古い菓子を売りつけ、それを食べたジンギョンはお腹をこわしてしまう。
ジンギョンにと薬を届けたスングムは怒った大奥様から平手打ちされ、ヨニが代わって謝る。
間もなくヨニはジンギョンの話からスングムが娘だと確信し、我が子に気づかなかったと自分を責めて嘆き悲しむ。

7話【告げられない真実】
娘が叩かれたことを知ったスボクはセウン堂に怒鳴り込むが、毒蛇と呼ばれるチスの運転手に殴る蹴るの目に遭う。
ヨニはスボクが夫であることをチスに言おうとするが機会がない。
ジンギョンがスングムを家に呼び、ヨニは娘のためにご馳走を作る。
同じ頃、大奥様は昔の妓生仲間からインオクのことをネタに金をせびられていた

8話【切ない再開】
インオクは水商売に身を落とした我が身を嘆き、大奥様に奪われた娘ジンギョンを思って酔い潰れる。
一方、密輸で稼ぐチスは税関職員に賄賂として紅参(ホンサム)を渡していた。
スボクはヨニとようやく再会を果たすが、ヨニの再婚を聞き落胆。
父に北から持ってきた紅参と種を見せられたウチャンは、紅参のせいで家族が生き別れたと知る。

9話【ウンチャンの家出】
チスはチンピラたちに襲われ、毒蛇の命と引き換えに通関許可書を奪われてしまう。
ヨニは離婚を決意するが、チスがケガで入院し言い出せない。
ウチャンは母と妹を置き去りにしたと父に腹を立てて家出し、ジョンスのところに身を寄せていた。
その頃、ドックの母はウチャンの父がスパイだと怪しみ、警察に通報して追い返される。

10話【奪われた娘】
大奥様は妓生を連れてインオクの店に押しかけ、出ていけと脅す。
毒蛇の差し金で警察はスボクとウチャンの父を連行。
チスは病院で文句を言う大奥様に、彼女がインオクからジンギョンを奪った過去を知っていると話して黙らせる。
続いて、インオクもチスを訪ねてくるが「ジンギョンに娼婦の娘と知られてもいいのか」と追い返す。

11話【母からの贈り物】
スボクが警察にいると知ったヨニはチスに釈放を頼む。
ウチャンの父はチスから紅参(ホンサム)を買いたいと言われ、北にいる妻子を連れてきたいと言う。
ヒャンジャは家政婦の娘だとバレて学校を休んでいた。
チスに夫と娘の生存を話したヨニは、病院で会ったスボクにスングムへの赤い靴を託す。
ウチャンは靴に合う靴下をスングムに贈る。

12話【涙の懇願】
チスはわざとヨニとスボクを会わせ反応を見る。憤るスボクにヨニは家を出ると話す。
翌日、スボクはチスからスングムを引き取ると言われ激怒。
セウン堂ではインオクの訪問を大奥様が咎めるが、ヨニが友人だとかばう。
チスは大晦日に北に渡ることをウチャンの父に相談。
ヨニはチスに「行かせてほしい」と涙ながらに訴えていた。

13話【北へ渡る計画】
スボクはチスがヨニの命の恩人だと知って、インオクが働くクラブにチスを訪ねて「恩を返すために北へ行く。
代わりに娘の母を返してほしい」と頼む。
チスが離婚を承諾し、喜んだヨニはスボクに「明日の夜、金村駅に行く」とセウン堂を発つ決意を告げる。
チスはパク社長にウチャンの父を紹介し、大晦日の夜の渡北計画を話す。

14話【約束の日】
ウチャンの父は「北へ行くのはやめた」と息子に言う。
大晦日、ヨニと約束したスボクはスングムに遠くに行かないように言う。
市場で買い物したジョンスとスングムは、互いに赤い手袋を贈り合う。
ヨニはチスの子を妊娠したと知るが、黙って発つ決意を固めていた。
何も知らないチスはヨニを金村駅に送る。約束の時間が迫り…。

15話【すれ違い】
スボクは軍人に捕まっていたウチャンとスングムを迎えに行き、足止めを喰う。
その頃、北に渡ったチスたちは人民軍に追われ、ウチャンの父は毒蛇に山中で突き落とされてしまう。
戻って来たチスは倒れたヨニを病院に運び妊娠を知る。
スボクが駅に着いた時にはヨニの姿はなく、チスはスボクに、ヨニは駅に来なかったと嘘をつく。

16話【運命を変えた嘘】
チスは父の安否を尋ねるウチャンにも何も知らないとしらを切る。
スボクはインオクに頼んでヨニに事情を聞きに行ってもらうが、インオクはチスからジンギョンのことで脅されて、
ヨニが「ここを離れてほしい」と金を渡したとスボクに伝える。
ヤケになったスボクは渡された金を全部使い、チスに「この土地を離れない」と宣言する。

17話【出生の秘密】
セウン堂を訪れたインオクはジンギョンから「なぜ娼婦が家に!?」と言われ深く傷つく。
その夜、大奥様がヨニにしている話を聞いて、ジンギョンは実母がインオクであることを知ってしまう。
その頃、ヨンスは米軍医に盲腸の手術をしてもらう。
ジンギョンは出生の秘密を一人で抱えているのに耐えられず、スングムに事実を話す。

18話【父が残した種】
ウチャンは父が北へ行ったと知り、父の残した紅参の種を捨てるが、それを拾い集めたスングムに種を譲る。
スボクはチスの仕掛けた賭博で借金を負わされていた。
スングムは父の借金返済のため、ヨニに種を売ることを相談に行った帰り、男たちに連れ去られる。
ウチャンはヨニの心配する様子を見て彼女がスングムの母だと気づく。

19話【失われた母】
チスに娘を返してほしいと懇願したスボクは「ヨニを諦めさせろ」と言われ、ヨニの前で戻ったスングムに「母さんは死んだ」と話す。
ジョンスは、小児麻痺のヨンスを治すために、涙ながらにアメリカに送る。
ジンギョンはセウン原で会ったインオクに「死ねばいい」と言い放つ。
スボクはチスから渡された金をインオクのために使う。

20話【ソウルの市場で】
スボクは、スングムを連れてセウンを発つ。
ウチャンは旅籠にスングムの髪留めが落ちているのを見て涙する。
12年後の1965年。ソウルの清涼里市場では売り場を巡ってスングムが若い男と口論となる。
市場の薬材店の薬剤師になったジョンスが訪れ、スングムとすれ違う。
セウン堂では婚約したジンギョンの結婚準備が進んでいた。

21話【とんだ再会】
翌日、市場の男が鞄を返せとスングムを泥棒扱いする。
面と向かったスングムは男がウチャンだと気づき慌てて走り去る。
ウチャンはスングムが未だに苦労している様子に胸を痛める。
スングムは薬材店で薬にケチをつけるジョンスに、目の前で調合してみせて薬を売る。
その頃、ヨニはスングムから昔渡された種の栽培を試みていた。

22話【12年間の出来事】
夜、旅館で隣室だったスングムとウチャンは互いの近況を報告。
ジョンスはウチャンの話から、薬材店で会ったのがスングムだったと知り、いなくなった彼女を2人で捜し回る。
セウンを訪れていたスングムは旅籠の女将から、ウチャンが故郷を失ったことで自暴自棄になり、
ジョンスのおかげでなんとか立ち直ったことを聞かされる。

23話【懐かしい人々】
ソウルではジンギョンが婚約者から妓生だった母の過去を追及されていた。
ヨニはインオクが働く食堂に来て、スングムを思って涙を流す。
ウチャンとジョンスはセウンに戻り、遂にスングムと再会する。
酔って帰ったヨニは「スングムは中学も卒業できなかった」とチスを責める。
ジョンスはスングムに、自分の薬局で働くよう勧める。

24話【セウン堂での対面】
ウチャンとスングムは12年前に種を捨てた場所に来て昔話をする。
その後、ヨニとスングムは久々に対面。
娘を追ってきたスボクが、セウン堂から出てきたスングムを叩いたのを見たヨニは彼に怒りをぶつける。
スボクはドックの母と結婚したボンダルと会って男泣きする。
ウチャンはヨニが母だとスングムに隠すスボクを責めて…。

25話【突然のプロポーズ】
インオクの消息を聞いたジョンスはソウルに会いに行く。
ウチャンはスングムに金を渡して突然プロポーズ。
結婚しなくてもいいからソウルに戻れと言う。
スングムは怒るものの、彼が自分の髪留めを持っていたと喜ぶ。
ジョンスは赤い手袋の話をするがスングムは忘れていた。
間もなく、スングムは父とセウン堂の関係に疑問を抱く。

26話【母娘の再会】
ジンギョンはウチャンとインオクの食堂を訪れたものの、すぐに店を出る。
娘に気づいたインオクは泣き崩れる。
スボクは一人で旅立つが、スングムがケガしたと聞いて戻る。
スングムはジョンスの薬局で働くことに。
ヒャンジャはセウン堂の社長令嬢と嘘をつき、苦学生と交際していたが、彼が突然セウンに来て大慌てで取り繕う。

27話【危険な取引】
毒蛇は12年前にスングムから紅参の種を買った人物を探り始める。
その頃、ウチャンは危ない取引に手を出して、チンピラと警察の両方に追われていた。
スングムに内緒で部屋の壁紙を貼ることにしたジョンスは、彼女を一晩セウン堂に行かせる。
同じ頃、大奥様はジンギョンの婚約者イ判事の母と会い、妓生だったと話し泣いて謝る。

28話【新しい部屋】
きれいになった部屋にスングムは大喜び。
ウチャンはジンギョンに頼んでチスの執務室に入ると、取引先の名簿をメモする。
ウチャンは軍事用鉄鋼を作るために必要なホウ素を買い占めていた。
インオクの昔の仲間セラの喫茶店に、大奥様の後輩妓生が来て金を無心。
ジョンスは養父の家を出て消息不明の弟ヨンスの行方を捜していた。

29話【一つ部屋の下で】
ホウ素の件でチンピラが旅籠に押し掛けてきて、ウチャンはスングムの部屋に避難。
スングムの心配をよそに、ウチャンはチス相手にホウ素を高く売ろうとする。
インオクは肺に問題があると診断される。
ジンギョンはウチャンとスングムが一晩同じ部屋で過ごしたと知って面白くない。
毒蛇はセウンで人参を栽培する人物を捜し回る。

30話【過去の恩】
倒れたインオクがスボクの介抱で店に戻ると、妓生が来て金を要求する。
ジンギョンはスングムに、その話を大奥様にするよう頼む。
ウチャンは旅籠の女将から、昔スパイの嫌疑をかけられた時チスが助けてくれたと聞かされ、ホウ素を譲ることを決める。
チスに見込まれたウチャンは、毒蛇の脅しを受けるがセウン物産で働くことに。

31話【破談の通告】
毒蛇は「会社の設立資金がウチャンの父の件と関係があるとバレたら」と心配する。
イ判事が「生母は娼婦なのか」とジンギョンに問いただしていた頃、大奥様に破談を告げる電話が入る。
大奥様はインオクに、自分が金目当てに騙したと相手の親に話せと強要。
インオクも娘のために承諾する。その話をジンギョンが聞いていた。

32話【婚約破棄】
ウチャンはスングムとソウルで会う約束をするが、ジンギョンに呼び出され、
彼女のアトリエに行くと突然キスされ、そこに来たイ判事に見られてしまう。
結局すっぽかされてしまうスングム。大奥様とインオクの釈明もかいなくジンギョンの破談は決定的に。
大奥様はジンギョンが出生の秘密に気づいていたと知りショックを受ける。

33話【スングムの夢】
ジンギョンとウチャンの話が町中の噂になった頃、帰ってきたジンギョンはウチャンに婚約破棄を報告し、
スングムに「ウチャンを好きか?」と聞く。
娘を気遣うヨニは「自分の心に正直に」と助言。
それを聞いたスングムはウチャンに家を建て人参畑を作るという夢を語り、さらに愛を告白。
だが、ウチャンは冗談としてはぐらかす。

34話【愛する資格】
スングムを心配するジョンスに、ウチャンは自分には彼女の夢を叶える資格がないと言う。
スングムのためにカーテンを縫ったヨニ。
旅籠に来たチスから責められたスボクは、ヨニに未練はないと言い切る。
チスに頼んで会社で働くことになったジンギョンは、ソウルの本社に行った帰りインオクを訪ねて「母親面するな」と言い放つ。

35話【ジンギョンの告白】
散歩に出たスングムとジョンスは、ウチャンがジンギョンを抱きしめるのを見てしまう。
怒るジョンスにジンギョンは「私は娼婦の娘」と告げ、ウチャンは自分が哀れで慰めただけと話す。
後日、病気のインオクを旅籠に連れてくる話をして、スングムが大奥様に叩かれそうになったところをウチャンが止める。
怒った大奥様は…。

36話【愛しているから】
ウチャンは大奥様にたき付けられた青年会からリンチされそうになり、スングムにかばわれ、
ジンギョンの「愛しているからウチャンを誘惑した」という発言で解放される。
翌日、ウチャンは会社に辞表を提出。
その頃、ヒャンジャは交際相手とともに雑誌の取材を受けるはめに。
スングムはウチャンが去った後を追うが間に合わない。

37話【旅立ったウチャン】
スングム親子はインオクを迎えに病院に行くが、退院手続きをしている間にインオクは姿を消してしまう。
ソウルに来たウチャンは偶然バスターミナルでインオクと会い、捜しに来たスボクに彼女を託す。
スングムと父はインオクをセウンに連れ帰る。
ジョンスはウチャンが去ったと聞いて「あいつはお前から離れられない」とスングムを慰める。

38話【疲れが取れる薬】
インオクがセウンに戻ったと聞いた大奥様は、彼女を中傷するがジンギョンは信じない。
その頃、人々の間では麻薬成分を含んだ薬が大人気に。
海辺の町にいたウチャンは薬を打って倒れた男を発見し、自分が会社に輸入を勧めた薬が危険だと知って会社に戻る。
薬を常用していたドックは中毒症状でおかしくなり、スボクが薬を処方して治す。

39話【暴かれた秘密】
ヒャンジャが取材された雑誌にウチャンとジンギョンの恋の記事が掲載され、2人の仲を気にするスングム。
ウチャンを責めるジョンスは、自分の天使だとスングムへの想いを語る。
チスは会社を救ったウチャンを慰労。スングムはインオクに頼まれ、女将にジンギョンの出生について話す。
それを聞いたヒャンジャは全てを暴露してしまう。

40話【突然の交際宣言】
ウチャンはスングムとつき合うと宣言。
ウチャンの気持ちがわからないスングムは、ウチャンは同情しているだけだと言うジンギョンの言葉にショックを受け、
彼に怒りをぶつけるが、結局すぐに仲直り。
ジンギョンの秘密を暴露したヒャンジャは大奥様に追い出される。
スングムは父とチスのいさかいを聞いて、セウン堂と父に何かあると再び疑う。

41話【父の特効薬】
入院したインオクはジンギョンが見舞いに来てくれたことを夢のようだと喜ぶ。
スングムたちはスボクの薬に事業の可能性を見出していた。
青年会との喧嘩でジョンスらと留置場に入れられ、釈放されたウチャンはスボクの薬を商品化する計画をチスに提案。
ジンギョンとインオクのことで気を揉む大奥様は妓生を訪ね、怒りにまかせて殴りつける。

42話【再婚の勧め】
ジンギョンはインオクとスングム親子の仲睦まじい様子に嫉妬し、インオクをソウルの家に連れて行くと言い出す。
スングムは父にインオクとの再婚を勧めるが「インオクは妹同然」とはねつけられる。
大奥様はジンギョンからソウルでインオクと暮らしたいと言われ、
妓生を使ってインオクが金のためにジンギョンを捨てたと嘘を吹き込ませる。

43話【ウチャンの思い】
妓生の話に衝撃を受けたジンギョンから呼び出されたウチャンだが、相手にせずスングムとの待ち合わせに急ぐ。
ところが、車の故障で結局すれ違ってしまう。
その頃、チスはウチャンの提案を受け入れスボクの薬を商品化することに同意する。
ウチャンは怒るスングムに真面目に自分の思いを伝える。その真剣さにスングムは彼を許すのだった。

44話【悲しみの母】
チスは大奥様のひどいやり口に憤り、政界進出の妨げになるからと、セウン堂を去ってソウルに行くように命令。
ヨニはスングムに全てを話すことを決意し薬局を訪れる。
しかし、スングムの「母が死んでいて良かった。
生きていたら憎んでいたかも」という言葉に真実を言い出せない。
ウチャンはジョンスにヨニがスングムの母だと明かす。

45話【何も知らない娘】
大奥様はヨニに、自分を追い出さないようチスを説得しろと脅す。
給料日が近づき、欲しい物を尋ねても幸せすぎて怖いから何もいらないと言うスングムが不憫で、
ウチャンは母娘を引き離したとチスを責める。
その頃、大奥様はチスの弱みを探ろうとヤン部長に社史編纂を勧める。
ジンギョンはドックの母と喧嘩になったインオクを思わずかばう。

46話【初々しいキス】
あくまでソウル行きを強要するチスに、大奥様は「この借りは何倍にもして返す」と言い放つ。
同じ頃、スングムとウチャンは河原で語り合い、口づけを交わす。
ウチャンはその後、12年前の大晦日、スボクがヨニとの待ち合わせに遅れたのは自分のせいだったと気づく。
大奥様を恐れるジンギョンはバーで酔いつぶれ、ウチャンが送っていくが…。

47話【創立記念の日に】
チスは12年前、北へ行った時にウチャンの父を見捨てた過去を思い出していた。
一方、ウチャンは自分を責め、つらい気持ちをジョンスに話す。
スボクの薬の製造工場の落成式が間近に迫る。町の人々も来て盛大に創立記念の会が催される中、
大晦日の夜のことを尋ねるウチャンに、チスは「スボクを待つヨニがいる駅の外にずっといた」と嘘をつく。

48話【チスの秘密】
チスの話にウチャンはひとまず納得。町でインオクの荷物を持ってやるジンギョンを見た大奥様は、
インオクを呼び止め因縁をつける。
ヨニはチスが大奥様に脅されていると知り、チスが何かを隠していると疑う。
セウン堂に来たウチャンとスングムに、大奥様はこれまでのことを謝る。
ジョンスはジンギョンに薬瓶のラベルデザインを頼む。

49話【ヘンランの偽証】
ヘンラン爺やとヨニが話しているのを見た大奥様は、彼が大晦日の夜、ヨニに会っていないと嘘をついたと見抜き、
ウチャンに電話を入れる。
ヘンランと会ったウチャンは、チスが大晦日の夜ずっと金村駅の外にいたと聞かされ気が晴れる。
チスはヘンランの嘘を聞かされ、彼を詰問するが「亡き大奥様ならヨニを行かせたはず」と言われる。

50話【娘のプレゼント】
給料日、ジンギョンから下着を送られたインオクは大喜び。
スングムはヨニにスカーフを、ウチャンとジョンスにはワイシャツを贈る。
ウチャンが会社の昔の帳簿を見て不審に思っていた頃、
ヤン部長は酔った毒蛇の「昔、社長のために人を殺した」という言葉を思い出す。
大奥様はジンギョンに「インオクが昔したことを調べてみろ」と言って…。

51話【エレナの正体】
スングムから「歌手だったエレナは多分私の母」と聞かされたジンギョンはエレナがヨニだと気づく。
ジンギョンはスングムが可哀想だとヨニを責め、インオクが昔したこととは何かと聞くが、
ヨニは答えない。間もなく、大奥様はヤン部長の話から12年前にチスが北へ行ってウチャンの父の紅参(ホンサム)を奪い、
毒蛇が彼を殺したと気づき、チスを脅す。

52話【良心の呵責】
スボクが処方した解毒湯が評判となる。
ジンギョンはチスがインオクを使ってスングム母子を引き裂いたと知って、ショックで雨の中をさまよう。
ずぶ濡れのジンギョンを抱きしめたウチャンは、そのままジンギョンとアトリエで一夜を明かす。
2人の姿をスングムが目撃したとは知らないジンギョンは、ウチャンとは会っていないと嘘をつく。

53話【2人の嘘】
ウチャンにも嘘をつかれたスングムは失望。
一方、ジンギョンはインオクに怒り、二度と会わないと言う。ヨニは自分からということを伏せてスボクに人参畑を無償で譲る。
スングムがアトリエに来たことを知ったジンギョンは、母だと名乗らないヨニに対して憤る。
切ない気持ちのスングムは酔って、訪ねてきたヨニにつらい思いを打ち明ける。

54話【別れの通告】
ヨニに母への思いを語ったスングムは、一人で山へ行き、追ってきたウチャンを責めてなじる。
その時、眼下に広がった人参畑を目にしてスングムは驚き、ウチャンは故郷と同じ光景に胸がいっぱいになる。
だが、スングムはそんなウチャンに別れを告げる。
ジョンスはインオクがチスの差し金で嘘をついたと聞いてセウン物産に抗議に行く。

55話【絆の種】
ウチャンは財産をはたいて人参の種を買うが、スングムは少しも喜ばず種を投げ捨てる。
大奥様はヨニが宝石を売っていたことを知り、大金の使い道を怪しむ。
スングムはウチャンから拾い集めた種を改めて渡され仲直りする。
インオクは旅籠を去ろうとするが、ウチャンへの思いを語るジンギョンの姿に翻意。
ヨニは人参の収穫に励むスングムを訪ね…。

56話【明かされた真実】
大奥様はチスに「ヨニが昔スングムの種を買って人参を栽培していたはずだ」と話す。
毒蛇は畑の名義人を探る。
一方、ウチャンからスングムを気遣う言葉を聞かされ頭にきたジンギョンは、薬局に行ってエレナがヨニだとスングムに話してしまう。
ジンギョンの話に衝撃を受けるスングムだが、真実を知ったことを誰にも言わず一人で耐える。

57話【チスの憤怒】
ヨニが自分に内緒でスングムのために、長年人参栽培をしていたと聞かされたチスは怒りに震える。
間もなく、スングムがヨニに会いたいとセウン堂にやって来るが、チスはヨニに会わせず「君の存在は妻には重荷だ」と突き放す。
そして、ヨニを責めて2人は言い争いになる。
チスの言葉に傷ついたスングムはウチャンに慰められ気を取り直す。

58話【投資の条件】
女将に頼まれて仕方なくセウン堂に来たスングムだが、追い返された上にヨニに贈ったスカーフが捨てられているのを見てしまう。
ジンギョンはインオクを訪ね「あんなことをしてどうやって生きてきた」と問いただす。
チスはジョンスの会社ヨンス製薬に投資すると言い、今後もヨニとスングムが他人同士でいることを投資の条件として提示する。

59話【母を忘れる決心】
スボクがチスの条件を受け入れたことを知ったスングムは、心配するウチャンとジョンスに「エレナのことは忘れる」と話す。
ジョンスはチスと契約。間もなく、スングムと川に行ったジェイルが毒蛇に噛まれてしまう。
ジェイルを病院に運んだスングムは、駆けつけたヨニが自分には目もくれず息子の心配をするのを見て寂しい気持ちになる。

60話【倒れたスングム】
ジェイルの傷口を吸って応急手当をしたスングムは、治療を受けるよう言われるが聞かない。
その頃、解毒湯と似た薬が出回り始めていた。
間もなく、スングムが倒れて病院に担ぎ込まれたのを見て、ヨニは夜通し看病をする。
快復して戻ったスングムは、嘘をついて母と自分を引き裂いたインオクにどうしても優しく接することができない。

61話【母への憎しみ】
ソウルにいるジョンスは電話でスングムが倒れたと知って、ウチャンを責める。
スングムはウチャンから「人のことを自分のように考える女が好きだ」と言われ、
インオクに自分の態度を謝り、ふたりは抱き合い涙を流すのだった。
大奥様はヒャンジャにチスの様子を報告するように命じる。
スングムはジンギョンにヨニを憎む気持ちを語る。

62話【閉ざされた心】
スボクはスングムが、ヨニが実母だと知っていると聞かされ娘を気遣う。
憤るウチャンとジョンスは、スングムの12年間の苦労を知って胸を痛めるのだった。
間もなくセウン堂に呼ばれたスングムは、頑として行かないと拒否。
その後父から、ヨニが宝石を売って自分のために人参を育てたと聞かされるスングムだが「有難くない」と突っぱねる。

63話【許しを請う母】
スングムはヨニを罵倒して突き飛ばす夢まで見るほど苦しむ。
一方、ジンギョンは渡米を決めて、みんなに報告する。それを聞いて寂しさを感じるウチャン。
間もなく、たまりかねたジンギョンはヨニに、スングムが全てを知っていると話す。
ヨニはスングムと会って謝るが、冷たく突き放されてしまう。スボクはヨニにチスが娘にした仕打ちを話す。

64話【スングムの苦悩】
父から「母を恨むな」と言われても、スングムはヨニを理解することができない。
ウチャンはそんなスングムのために土地を探す。
ある日、スングムは足の傷が癒えないジェイルをセウン堂に送り、ヨニに恨み言を言って「もうここには来ない」と宣言。
その頃、ジンギョンはアメリカ行きのビザが下り、インオクにセウンには帰らないと話す。

65話【仲間たちの援助】
ウチャンは3千坪の土地を見つけ、ジョンスやドックらがみんなで資金を出し合うことになり、それを聞いたヨニは喜ぶが、
スングムは人参栽培をやめると言って聞かない。
ジョンスの説得にも耳を貸さないスングムの頑なな心は、
ヘンラン爺やからヨニが12年間娘を思って人参栽培をしてきたと聞かされたことで、ようやくほぐれていく。

66話【誕生日のスープ】
ジンギョンはヤン部長から「セウン物産の開業資金はどこから出たのか怪しい」と言われる。
ヨニが作ったワカメスープを飲んで、初めて自分の本当の誕生日を知ったスングムは、
間もなく人参組合の組合員になることを許されて、ヨニに電話して感謝の気持ちを素直に伝える。
ある日、薬局にウチャンの父を北へ連れて行ったパク社長がやってきて…。

67話【沸きあがる疑惑】
金村に行ったスングムは偶然ヨニと会って楽しい時間を過ごす。
戻ったヨニは、ヘンランから12年前のことで嘘をついたと聞かされ、チスの言動に不審なものを感じる。
ウチャンもヘンランの嘘を知ってチスを再び疑い始める。
チスの潔白を信じながらも一抹の不信感を拭えないジンギョンは、当時のことを調べようとするウチャンに協力することに。

68話【鍵を握る人物】
セラの店の前でチスと毒蛇と一緒のパク社長を見かけたウチャンは、彼のことを覚えていなかった。
ウチャンは「自分の家にあった紅参(ホンサム)ならセウン物産の開業資金に十分だったはず」と話してジンギョンを不安にさせる。
スングムは立場を理解しながらも、チスをかばうヨニが恨めしい。
ウチャンは昔のことを探ろうとヤン部長を飲みに誘う。

69話【真実の行方】
パク社長を思い出したスングム。
ウチャンはパク社長との関係を問いただすが、チスは昔会っただけとはぐらかす。
ヨニは、チスが12年前北へ行ったと悟る。
パク社長は解毒薬の秘法を突き止めようと嗅ぎ回っていた。
ジンギョンはチスの手帳を持ち出す。
ジョンスとスングムは、ウチャンの父を開城の家に送ったというパク社長の話を信じられない。

70話【ジンギョンの不安】
ジンギョンは「疑惑が事実ならセウン物産はウチャンの家の財産を横取りして築いたことになる」と嘆く。
大奥様はパク社長のことで毒蛇を叱責し、スングムにも怒りをぶつける。
ジンギョンとウチャンはソウルに行き、昔チスと取引きしたクォン会長に会って当時の話を聞く。
その頃、ドックはパク社長からベトナム行きを勧められていた。

71話【暴かれる過去】
ソウルから帰ったジンギョンを平手打ちしたチスは、パク社長から呼ばれ、解毒薬の秘法を渡せと迫られ、
さらにヨンス製薬を潰せと言われる。
女将は、まだ証拠が出ていないというジョンスに、チスがこれまで援助してきたのは後ろめたいからに違いないと話す。
ジンギョンはウチャンに、協力のお返しに海へ連れて行ってとねだるのだが…。

72話【海辺のホテルで】
一人でクォン会長に会ったジンギョンは「チスが北から紅参(ホンサム)を持ってきたと話していた」と聞かされ、
恐れていた疑いが事実だと知る。
北へ行ったチスがウチャンの父を置き去りにしたと知ったジョンスとスングム。
翌朝、ジンギョンが帰宅していないと知って探しに出たウチャンは、海辺のホテルの部屋で薬を飲んで横たわる彼女を発見する。

73話【一夜の過ち】
ウチャンに全てを話したジンギョンは絶望して夜の海に入るが、ウチャンに止められ号泣する。
その頃スングムは、パク社長に拉致されていた。
翌朝ホテルのベッドで目覚めたウチャンは、ジンギョンの「昨夜のことは忘れて」という置き手紙を見つける。
一方、スボクはパク社長との取引に応じ、解毒薬の秘法と引き換えにスングムを取り戻す。

74話【罪の意識】
戻ってきたウチャンは、財産を奪ったことへのチスの謝罪を拒否して辞表を提出。
そして、ジンギョンとの過ちを知ったジョンスから責められ、スングムに会わす顔がなく、ひたすら畑で開墾作業に励む。
何も知らないスングムはジンギョンから「今後何が起きても私を恨まないで」と言われる。
ジョンスはチスの補償の申し出を断わる。

75話【失意のスングム】
パク社長は解毒薬を作るのに必要な人参を手に入れようとするが成果は得られない。
畑に行ったスングムは、ジンギョンとウチャンの会話から2人のホテルでの出来事を知ってしまう。
ジョンスはウチャンが許しを求めていると言うが、スングムはもう責める気力もない。
スボクはジョンスたちと協力して人参を秘かにソウルの倉庫に移すが…。

76話【愛と信頼】
倉庫の保管証を守ろうとしたスングムをかばって、ジョンスが刺されて重傷を負う。
翌日、危険な状態は過ぎるが、人参はすでにパク社長に奪われた後だった。
毒蛇は「パク社長が書いた日誌を奪わないと」と焦る。
スングムが拉致されていた場所に来て、改めて謝るウチャン。
スングムは彼への愛を伝えながらも「もう信頼できない」と告げる。

77話【ウチャンの選択】
人参奪取の黒幕だったクット製薬は廃業していて会長の行方はわからない。
ジョンスの元には借金の山が残り、ウチャンはドックから推薦状を譲られてベトナム行きを決める。
弟のヨンスだけでなくウチャンも外国に行かせることはできない、と嘆くジョンス。
間もなく渡米の日がやってきて、ジンギョンはウチャンと握手して別れの挨拶を交わす。

78話【パク社長の死】
人参組合の組合長から父の最期の話を聞いたウチャンは、
怒り狂って毒蛇のもとに行くが、パク社長が金村にいると聞いて駆けつける。
パク社長と殴り合いになったウチャンは、2人を追ってきた毒蛇の首を絞めるが途中で断念。
その後、毒蛇はパク社長を殺して日誌を奪う。
ウチャンは「復讐で破滅したくない」とベトナムへ向けて旅立っていく。

79話【旅立ちの朝】
毒蛇はチスに車が故障したとごまかす。別れの朝、スングムはウチャンに「待っている」と言う。
その頃、パク社長の死体のそばにはスボクがいた。
動揺していた毒蛇はウチャンのベトナム行きを聞いて、警察にウチャンを告発する密告電話を入れる。
ドックの母の妊娠がわかり病院に付き添ったヨニは、スングムに会って心配する娘を慰める。

80話【父の自白】
パク社長を殺したと自白して警察に連行されたスボクは、ウチャンをかばっていると追及されるが、
自分がやったと言い張る。
チスはヨニから頼まれ、優秀な弁護士をつける。
そんなチスに、大奥様は政界進出の妨げになるから関わるなと釘を刺す。
実刑は免れそうもないスボク。
スングムの訴えをよそに、スボクは自分のしたことに後悔はないと言う。

81話【収監された父】
女将に対し「セウンを出て行け」と言う大奥様に、スングムは「自分が出て行くから、
ほかの人はそのままに」と頼む。
9ヶ月後、市場で薬売りをしながらスングムは獄中の父を訪ねていた。
ジョンスは雇われ薬剤師となり、インオクは以前の食堂で働き、
国会議員となったチスは毒蛇が隠し持っているとは知らず、パク社長の日誌の行方を気にかける。

82話【戻って来た友人】
友人が来たと聞いて旅館に戻ったスングムは、臨月のお腹を抱えたジンギョンを見て驚く。
その頃、大奥様はアメリカで製薬会社の息子と婚約したジンギョンが秘かに帰国したことを、
婚約者の父から聞かされ、ヨニをソウルに行かせて行方を捜させる。
ジンギョンから口止めされたスングムは、彼女がうわ言でウチャンの名を呼ぶのを聞いて…。

83話【ジンギョンの出産】
子供の父親が誰かを悟ってショックを受けるスングム。
ジンギョンはそんなスングムに、ウチャンと結婚したいと言う。
だが、ウチャンからはしばらく連絡が途絶えていた。
ジョンスと大奥様がそれぞれジンギョンの妊娠を知ってすぐ、
脳腫瘍に冒され医者から出産を止められていたジンギョンは助産院で子供を産むが、意識を失い病院に運ばれる。

84話【戦死の報せ】
ウチャンの戦死の報せがジョンスのもとに届く。
間もなく、助産院に戻ったスングムは子供が死んだと聞かされる。
それを知ったジンギョンは取り乱し、大奥様の差し金だと言う。
インオクは大奥様を追及するが相手にされず、助産婦を問いつめる。
そこにやってきたジョンスはウチャンの死を告げる。
スングムにも戦死を知らせる手紙が届き…。

85話【子供を捜して】
チスは日誌を捜していた毒蛇が、事件の日ウチャンを尾行していたことを知る。
部屋にこもって泣いていたスングムは狂ったように子供を捜し始める。
そんなスングムに、ジンギョンは結婚のため渡米すると言って去っていく。
ヒャンジャとドックの挙式の日が近づく中、スングムは助産院で働き、ジンギョンはアメリカで手術を受け結婚していた。

86話【見つかった子供】
ウチャンの死をほのめかす毒蛇を思わず殴ったジョンスのもとをヒョンジェという女性記者が訪れ、
クット製薬について聞く。
やがて、助産婦から子供の居場所に連れていかれたスングムはヨニの反対も聞かず、自分が産んだことにすると主張。
ジョンスは自分が父親になると言うが、スングムは子供をウチャンの息子として育てると決めていた。

87話【セウンの女社長】
大奥様に「この子に指一本触れさせない」と宣言したスングム。
旅籠の人々はウチャンとスングムの子供だと思い込む。
それから7年。
1973年となり、ウチャンの死を信じないスングムは、息子ジヌを育て、人参事業を成功に導き女社長となっていた。
ウチャンは5年前、スングムの結婚と子供の話を聞いてアメリカにとどまっていたのだが…。

88話【父の名は…】
秘かに帰国したウチャンはセウンでジヌに出会い、母の名はスングム、父はカン・ウチャンと聞かされる。
そして、インオクや女将たちと再会。
同じ頃、ウチャンと一緒にアメリカから来た若者が町を歩き回っていた。
チスは人参を買い付けに来たアメリカの製薬会社バイヤーがウチャンだと知って驚く。
間もなく、スングムもウチャンの帰還を知る。

89話【待ち焦がれた人】
スングムとウチャンは涙の再会を果たす。
だが、スングムは子供の父親がウチャンであることを言おうとしない。
翌日、ウチャンはジョンスと、スボクの面会に行き、彼が自首したのは自分のせいだと知って謝り、犯人は毒蛇だと言う。
ウチャンと一緒に来た若者はジョンスの弟ヨンスだった。
ジョンスはヨンスと話をするが、弟だとは夢にも思わない。

90話【ジンギョンの帰国】
スボクが仮釈放となり、スングムが幸せを噛みしめていた頃、ジンギョンが突然帰国する。
スングムとウチャンがジヌを連れているのを見たジンギョンは、ジヌが2人の子だと聞いて納得。
不安な表情のスングムにウチャンは「ベトナムで思い出したのはお前だけだった」と言う。
セウン堂に戻ったジンギョンは離婚を報告、大奥様とヨニを驚かせる。

91話【公開プロポーズ】
7年前の記憶が曖昧だというジンギョン。大奥様は記憶が戻らないほうがいいと言うが、インオクは不憫に思う。
スングムはセラの店に集まったみんなの前でウチャンから公開プロポーズを受ける。
ウチャンは毒蛇が日誌のためにパク社長を殺したと確信。
ジョンスはクット製薬のイ会長を捜して、毒蛇が彼を脅して解毒薬を手にしたことを確認する。

92話【抜け落ちた記憶】
ジンギョンはチスに7年前の春の記憶について聞かれるが思い出せない。
ジョンスは入院したイ会長から、パク社長が死んだ日に毒蛇が日誌を手に脅迫したと教えられる。
ヨニはスボクに真犯人を尋ね、チスに事件との関係を聞く。
その頃、一緒に部屋で眠っていたジヌとジンギョンに、ウチャンが布団をかけるのを見たスングムは不安を募らせる。

93話【兄の嘆き】
チスはイ会長に近づくジョンスを心配。
やがて、ジョンスはヨンスが弟だと気づき会いに行くが、彼は兄が嘘をついて渡米させたことを今も怒っていた。
一方、悪夢に悩むジンギョンから「7年前の春に会っているのでは」と聞かれたスングムは「夢だ」と否定する。
だが、ジンギョンはウチャンに、ソウルの旅館でスングムに会った気がすると話す。

94話【帰ってきた弟】
スングムから兄の自分への思いを聞かされたヨンスは、ジョンスの誕生祝いの席に来るとプレゼントを差し出す。
ウチャンから出産のことを聞かれたスングムは「話したくない」と突っぱねる。
ウチャンは、大奥様から娘の人生を壊したと責められジンギョンの離婚を知る。
ジョンスたちの様子が気になる毒蛇はスボクがいる薬材店にやってくる。

95話【伏せられた無罪】
ジョンスは「会社倒産の原因を作った」とイ会長から殴られ頭を縫う傷を負う。
ジンギョンのことでウチャンが毒蛇と殴り合いになり、警察沙汰になったと知って、スングムは切ない気持ちになる。
ジンギョンはウチャンから離婚の原因を聞かれ「あなたとは関係ない」と突き放す。
ヨニはチスがスボクの無罪を知りつつ黙っていたと気づいて愕然。

96話【見つかった証拠】
ジンギョンの記憶が戻るのを恐れるスングムは、ソウルへの転居を考える。
その頃、ヨニはセウン堂を去り、チスに離婚届を突きつける。
ジョンスはイ会長から日誌と、毒蛇と交わした念書を見せられ、証拠を掴んだと喜ぶ。
間もなく、転居のことでスングムはウチャンと喧嘩。
家を飛び出したスングムはヨンスの家に身を寄せている母のもとに行く。

97話【息子の存在】
家を飛び出したスングムは母と水入らずの時を過ごす。
ウチャンはスングムを迎えに行き仲直り。
ヨニの離婚話を知らされたスボクは複雑な思いになる。
そんなある日、ウチャンとジヌの昼寝姿を見て、スボクは「血は争えない」と呟く。
ジヌが自分の息子だと知って驚いたウチャンは、ヨニとジョンスから事情を聞いて、スングムを思って涙する。

98話【罠を仕掛けろ】
毒蛇が日誌を取り返したがると考えたジョンスたちは一計を案じる。
イ会長が移民したと聞いた毒蛇は「逃げるのが身のため」と言う大奥様を鼻で笑う。
スングムはウチャンとジヌ、ジンギョンが3人一緒のところを目撃。
ジヌがジンギョンになついていると知ったインオクは心配になる。
チスはヨニの離婚の意志を確認、諦めて離婚届に判を押す。

99話【甦った記憶】
ジョンスの言葉をきっかけに記憶が戻ってきたジンギョンは、その夜、
出産の時のことを夢に見て、大奥様が止めるのも聞かず家を飛び出す。
スングムはジンギョンに「私の赤ちゃんは?」と聞かれ、死んだと答えるしかない。
一方、ジョンスの指示で、イ会長やヨンスは毒蛇逮捕のために一芝居打つ。
ウチャンはジヌを捨てたのは大奥様だと聞き…。

100話【新たな不安】
ウチャンが怒鳴り込んできたのを見て、大奥様を問いつめたチスはジヌがジンギョンの産んだ子だと知る。
チスからジヌを奪う気はないと聞かされ、ほっとするスングム。
だが、スボクは心配になる。突然来て「ウチャンが本当に好き」と言うジンギョンを思わず平手打ちするスングム。
ウチャンは子供が死んだと思っているジンギョンを不憫に思う。

101話【チスの思惑】
チスはヨニとスングム家族の仲睦まじい姿に憤り、ジンギョンに「ジヌはお前の子」と言ってしまう。
怒りと悲しみに震えるジンギョンは大奥様とチスを責める。
セウン堂に来たヨニはそんなジンギョンを心配し連れ帰る。
ウチャンからヨニに家を買おうと言われ喜ぶスングムだが、スボクとヨニが同棲すると噂になってしまいスボクを困惑させる。

102話【ねじ曲げられた真実】
ジンギョンは、チスがヨニを傷つけるためにわざと自分に真実を話したと知る。
ウチャンがジンギョンを慰めていたと聞いた毒蛇は、2人の間に何かあるのではと疑う。
その頃、ジェイルはスングムと異父姉弟で、ヨニの家出もスングムのせいだと、大奥様から聞かされ憤る。
イ会長は毒蛇を呼び出し、日誌を餌に、解毒薬の権利を譲れと言う。

103話【ジヌの母親】
ヨニの家にジンギョンを訪ねたスングムは「ジヌはあなたの息子」と言われ、感謝する。
そこに来たジェイルから、親子の縁を切ると言われたヨニは離婚法廷に出られない。
同じ頃、毒蛇は大奥様から、ジヌがジンギョンの子だと聞かされる。
検事に協力するウチャンたち。毒蛇は万一に備えて、チスの政治資金についての帳簿を用意する。

104話【真犯人逮捕】
日誌を燃やそうとした毒蛇は遂に検察に捕まる。
ジェイルに呼び出されたスングムは、自分を責めて父を侮辱する彼を一喝。
ウチャンは倒れたジンギョンを発見し、スングムと病院に運ぶ。
毒蛇の逮捕を聞いて、チスは自分とは関係ないと言う。
一方、ジンギョンからジヌの出生を聞かされたドックに、ジョンスは絶対に秘密だと念を押す。

105話【再発した病】
チスは毒蛇に会って罪を認めるよう言うが、逆に「すべて暴露する」と脅される。
検査結果が出て脳腫瘍の再発を知ったジンギョンは、不安からインオクに八つ当たり。
チスは結局毒蛇のアリバイを証言。
毒蛇逮捕に協力したヒョンジェに礼をするため、ジョンスは渋々彼女を高級料亭に連れて行くが、
料理を持ち帰ってみんなを驚かせる。

106話【毒蛇の後ろ盾】
ドックの気遣いでジヌと2人きりになったジンギョンは、ジヌにせがまれセウン堂に連れて行く。
それを知って迎えに行ったウチャンは、ジンギョンに怒り、大奥様には「今後関わるな」と釘を刺す。
検察の取り調べに毒蛇は犯行を否定。
町では毒蛇とチスがグルだと噂していた。
釈放された毒蛇はヒョンジェを襲うが、逆に手下を叩きのめされる。

107話【ジヌを巡って】
ジヌがジンギョンに絵を習いたいと駄々をこね、大人たちを困らせていた頃、毒蛇釈放の報が入り騒然となる。
ジヌが来ないため落ち込み、大奥様を怒るジンギョン。
そこに来たスングムは「ジヌを来させることはない。
大奥様がしたことを忘れたのか」と言う。酔ったヒャンジャの昔話を聞いたヨンスは、
思わず自分の素姓を明かしてしまう。

108話【水入らずの食卓】
スングムはウチャンの計らいで初めて親子3人で食卓を囲み、幸せを噛み締める。
スボクとヨニが語り明かした翌朝、チスが2人一緒のところを目にして激怒。
同じ頃、ジンギョンは目が見えなくなり狼狽していた。
セウン堂を訪ねたインオクは大奥様から同居を頼まれ断わる。
毒蛇はイ会長を捜し当て、殺人の証拠となる念書を奪おうと…。

109話【アリバイ作り】
刺されて重傷を負ったイ会長は病院に運ばれる。
そこにはジンギョンが検査入院していた。
町の人をアリバイに利用した毒蛇は、秘密帳簿をチスに渡して助けを請う。
ウチャンはジンギョンから「ジヌを返して」と言われて拒む。
間もなく、検査結果が出て手術が難しいと聞かされ、ジンギョンは慰めるジョンスに結果を内緒にしてほしいと頼む。

110話【ジョンスの後悔】
両親が年寄りだと文句を言うドックの妹ドクプンは、橋の下で拾ったとからかわれ本気にする。
チスは検察に毒蛇のアリバイについて偽証。
ジョンスはジンギョンに冷たくしてきたことを後悔していた。
ジョンスはチスにジンギョンの病状を話して、薬を飲ませないように言う。
それを聞いたジンギョンは怒るが、インオクはジョンスに感謝する。

111話【悪化する病】
ジェイルは母を訪ねた先でウチャンに暴言を吐いて殴られてしまう。
ウチャンはチスに、ジヌに手を出さないよう改めて警告。
病が重いジンギョンは「ジヌを捨てても預けてもいない!」とスングムの前で怒り狂う。
ヨニは大奥様とチスから「戻ってほしい」と懇願されるが動じない。
間もなく、家出したドクプンとジヌがセウン堂にやって来る。

112話【毒蛇の逃走】
大人たちは帰らないジヌとドクプンを捜し回っていた。
証拠の念書が見つかり逮捕間近となった毒蛇は、チスに全財産の入った鞄を預けて逃走。
夕方になって、ようやく2人がセウン堂にいるとわかり迎えに行ったスングムは、帰宅後に高熱を出して寝込んでしまう。
そこに来たジンギョンは「あなたの夫も息子も私のもの」とスングムに毒づく。

113話【金の入った鞄】
ウチャンとジョンスは、アメリカの医学書をあたって治療法を模索。
病気の再発を知らないスングムは、ジンギョンを心配するウチャンが恨めしい。
その後、セウン堂にジンギョンを送ったウチャンはチスに「毒蛇の金の鞄があるはず」と言うがチスは否定する。
スングムはセウン原で毒蛇に遭遇。毒蛇はチスに預けた鞄を取り戻そうとしていた。

114話【スングムの選択】
治療法が見つかり手術を勧める家族に、ジンギョンはジヌかウチャンを連れて来ないなら嫌だと言い張る。
やがて、スングムは父の煎じた薬をジンギョンに届けて「ジヌはダメだが、ウチャンなら」と譲歩を申し出る。
その頃、毒蛇の鞄がチスのところにあるとの噂を聞いて、
セウン堂に来たドックの母に大奥様はわざとジヌの出生の秘密を話す。

1145話【裏書斎の存在】
ジンギョンはドックの母にジヌには内緒にと泣いて懇願。
その後、ジンギョンはスングムの計らいでジヌに絵を教えることになり、手術を受けると決心。
ウチャンとジョンスは、検察の狙いはチスら大物の逮捕だと知って、自分たちで毒蛇を捕まるしかないと思う。
ウチャンはインオクからチスの裏書斎の場所を教えられ、鞄があるのを確認する。

116話【大奥様の指示】
市場に現れた毒蛇に殴られるジェイル。毒蛇から電話を受けた大奥様は「ウチャンたちの大事な者を狙え」と指示。
ウチャンたちは金を餌に毒蛇を捕まえるため、書斎にある鞄の中の金を秘かに運び出す計画を実行に移す。
毒蛇はスングムを付け狙っていた。
ジンギョンは大奥様が何か企んでいるのを感じ「ジヌに何かあったら許さない」と言う。

117話【壮絶な逮捕劇】
セウン堂からなんとか金を運び出したウチャン。
その直後、毒蛇はセウン堂に侵入し金がなくなったと知り、ヨニとジンギョンを人質に取る。
スングムが代わりに人質となり、ジンギョンはジヌを連れて逃げウチャンに通報。
毒蛇はスングムを連れて車で逃走するが、ジョンスとチス、駆けつけたウチャン3人が体を張って止め、遂に毒蛇は捕まる。

118話【切れない悪縁】
ヨニは刺されたチスを病院に見舞う。
みんなはようやく安堵するが、スングムは「大奥様がお前を殺せと指示した」という毒蛇の言葉を思い出し悪夢を見る。
毒蛇が口を割らないため、検察はチスたちを捕まえられない。
スングムが結婚衣装の仮縫いに臨んでいた頃、
警察が毒蛇のことでセウン堂に聞き取りに来るが、大奥様は何も知らないと言い張る。

119話【仮縫いの日】
大奥様はスングムに毒蛇から話を聞いていないか探りを入れ、
スングムの結婚衣装の仮縫いを見て機嫌が悪いジンギョンは悪態をつく。
毒蛇から面会を求められたと聞いて、
口止めのために会いに行った大奥様に、スングムは自分がいなくなっても2人はジンギョンのものにはならないと言う。
その頃、ジヌはもう絵を習いたくないと言い出す。

120話【大奥様の決断】
ジヌから怖いと言われたジンギョンは、スングムを消してほしいと口走り、それを聞いた大奥様はスングムを呼び出し、
殺鼠剤入りのお茶を飲ませようとする。
それを知ったジンギョンはスングムからカップを奪ってお茶を飲み昏倒。
大奥様も倒れて2人は病院に運ばれる。
目覚めた大奥様が「スングムがジンギョンを殺そうとした」と騒ぐ中…。

121話【逮捕されたスングム】
警察署長の命令で殺人未遂の犯人として連行されるスングム。
ウチャンはセウン堂に行き、大奥様の殺人教唆の事実を知る。
やがて目覚めたジンギョンが、大奥様の単なるミスで、自分は病気で味覚がなくなっていたからだと嘘を証言。
スングムの容疑は晴れるが、ウチャンは「絶対に許さない」と憤る。
その後、ジンギョンの容態が悪化する。

122話【生きる意欲】
ソウルの病院に移ったジンギョンは生きる意欲をなくしていた。
そんなジンギョンを案ずるスングムは挙式をやめると言い出す。
同じ頃、ヨニはジンギョンを見舞い、医師の前で血を吐いて倒れてしまう。
病院で目を覚ましたヨニは白血病だと告げられる。
スングムは花嫁道具を買い込んできた母に説得され、挙式はするが延期すると答える。

123話【ヨニの余命】
新しい解毒薬をセウン堂に届けたウチャンは、大奥様からジンギョンを愛人にしてほしいと頼まれ怒る。
ヨニの余命が短いと知って嘆くスボクは、スングムに予定通り挙式するよう厳命。
ジンギョンはインオクから結婚式に出席するよう言われるが拒否する。
その頃、ヨンスたちは喧嘩ばかりのジョンスとヒョンジェをくっつけようと考えていた。

124話【挙式の日】
血染めの布を見たスングムは病院に行き、ヨニが病気の話をジンギョンにするのを聞いてしまう。
号泣するスングムはウチャンに慰められ母のところに行く。挙式の朝、スングムは涙をこらえて両親に挨拶する。
ヨニの余命を知った大奥様はショックを受ける。
そして、ジンギョンも出席し、みんなの祝福の中でスングムは母の望み通り挙式する。

125話【新薬の特許権】
アメリカから連絡が入り、ジンギョンはインオクと渡米して手術を受けると大奥様に告げる。
ジョンスはヒョンジェと初めて真剣に向き合っていた。
ヨニは自分のために号泣するスングムに、娘への思いを話して死後のことを託す。
ウチャンはチスに、ジョンスの新薬の特許権をアメリカに渡さないでほしいと頼むが、諦めろと言われてしまう。

126話【チスの衝撃】
スボクからヨニの病気を聞かされたチスは、ヨニのもとに走り涙を流して謝ると、ウチャンたちを呼んで特許権を守ると約束。
一方、ヒョンジェと交際を始めたジョンスは、ウチャンから頼まれてみんなにヨニの病気について話す。
嘆くみんなにヒャンジャは妊娠を告げられない。
間もなく、毒蛇が実刑となりスボクの冤罪が晴れてヨニを喜ばせる。

127話【明日を夢見て】
倒れたヨニは駆けつけたジェイルとスングムの手を握らせ息を引き取る。
チスは財産を社会に還元し、過去を清算したいと秘密帳簿を検察に渡す。
間もなく、実の母がジンギョンだとジヌに知られてしまう。
ジンギョンは泣きじゃくるジヌに、スングムが本当の母だと話して聞かせる。
10年後、スングムは人参畑でウチャンに新たな夢を語るのだった。
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